エンバーミングとは、ご遺体の殺菌、防腐、修復を⾏う技術です。ご遺体からの感染防御だけでなく、腐敗による死後変化を遅延させ、⽣前に近いお姿に復元することで、ご遺族のグリーフケアの観点からも重要な役割を担っています。

ご遺体に1〜2センチの⼩切開をし、ご遺体保全⽤の薬品を動脈から注⼊します。同時に腐敗の原因となる⾎液を静脈から排出し保全薬との⼊れ替えをすることで、体内から防腐をします。

お葬式までの期間が空いてしまう場合や、お元気な頃の⾯影やきれいなお姿でお別れをしたい⽅、穏やかな表情の故人様とゆっくり時間をかけてお別れしたい⽅、また、病気で痩せてしまった方や、事故で損傷してしまったお体を、生前に近いお姿に復元してお別れしたい方など、エンバーミングはすべての⽅におすすめです。

葬儀社により様々ですが、15万円〜20万円程度が⼀般的です。
なお、当社提携ホールにてご葬儀をされる場合、特別価格にてご案内しております。
詳しくはこちらをご覧ください。

エンバーミングはご遺体の保全だけでなく、故⼈様を安らかな表情に整え⽣前に近い⾯影を取り戻すことができるので、ご遺族のグリーフケアの観点からも重要だと考えております。また⽣前のご病気や気温などの条件によって1⽇で顔⾊が著しく変わってしまう可能性もあるため、火葬までの日数に関わらずエンバーミングを施すと安⼼です。

ドライアイスによる保存は、ご遺体の胸部と腹部を冷却して腐敗の進⾏を遅延させることはできますが、防ぐことはできません。また、多量のドライアイスをご遺体に乗せるためご遺族の⼼情的にも負担を強いることがあります。エンバーミングは体内から防腐処理がされるのでドライアイスより防腐効果がはるかに⾼く、ご遺体の凍結や結露などもないため、より⾃然な状態を保つことができます。

エンバーミングはご遺体の殺菌、消毒、修復、着付け、化粧を専⽤の施設で⾏います。湯灌（ゆかん）は死者の⾝体を清めるという儀式的な意義があり、綿詰めなどの処置、洗体、着付け、化粧をご遺族立ち会いの中で⾏います。

エンバーミングには細菌やウイルスを消毒・殺菌する効果がございますので、故⼈様とお別れの際、ご家族が安⼼して触れることができます。
新型コロナウイルス感染症でお亡くなりの⽅もエンバーミングをすることで対⾯でのお別れが可能となります。

死亡診断書のコピー、およびエンバーミング依頼書への署名が必要となります。また、故人様の⽣前の表情がわかるお写真や、故人様にお着せしたい衣服、愛⽤の化粧品などがあればご⽤意ください。

全国24都道府県で25社・ 71のエンバーミングセンターが稼動しています(2021年5⽉31⽇現在)。SECは神奈川県の平塚市と相模原市、東京都の⼋王⼦市にエンバーミングセンターを保有しています。

極端に温度を下げる必要はありませんので、ご遺族の⽅が快適な温度に設定していただいて問題ありません。

エンバーミングは専⽤の設備がないと⾏えませんので、ご⾃宅では⾏うことができません。

ご希望によって髪を切ることも可能です。

⼊れ⻭を⼊れることも可能です。入院生活の長期化等によりしばらく使用していなかった場合は、入れ歯がお口に合わなくなっていることもございます。そのような際には綿などを使い⼝元がくぼんでしまうことのないようお⼿当てをいたします。

可能です。着物やスーツ、ユニフォームなどお召し替えをご希望の⾐類をスタッフにお預けください。

⽣前からずっと曲がっていた関節の場合、エンバーミングで伸ばすことは難しいです。

可能です。解剖されている場合には、通常のエンバーミングの施術に加え、傷⼝の縫合の処置も改めて行いますので、出⾎や体液漏れなどのリスクを最⼩限に抑えることが可能です。

可能です。エンバーミングをすることで衛⽣的に安全な状態になりますので、安⼼してお別れができるようになります。
（1類感染症等、感染症の種類によりお断りさせていただくケースもございます。）

可能です。新型コロナウイルス感染症であってもエンバーミングを施すことで、⼿袋の着⽤など⼀定の条件下ではありますが、故⼈様とのご対⾯や通常と変わらない形でのご葬儀を執り⾏うことが可能になります。