お客様の声

2023.05.24

母と最後に過ごせた素敵な時間

母はおっとりとした穏やかな人で、若い頃は家業の理髪店を祖父と伯父と一緒に営んでおり、結婚後は祖父や父、私たち三姉妹の髪を整えてくれました。父の両親の世話と看取りを終えた母の姿を見ながら育った私は母を尊敬していました。日頃から「あなたたち三姉妹のおかげで私は幸せよ」と言っていた母。時々皆で集まっては楽しい時を過ごし、またその集まりが楽しみでもありました。そんな母も認知症には勝てず、10年ほど前からグループホームでの生活となりました。職員の方にお世話になるたび「ありがとう」と感謝の言葉や周囲への気遣いを忘れない母は、私たち三姉妹の誇りでもありました。
今年の春先に体調を崩して入院し、それから約1カ月後に肺炎で91年の生涯を終えた母。コロナ禍で満足に母の様子を見に行くことも叶いませんでしたが、入院先でも看護師さんへ感謝の言葉は忘れなかったそうです。覚悟はしていたものの、母の死と向き合うことはかなり辛いものでした。
 

事前相談がきっかけでサン・ライフへ依頼

サン・ライフのホールのことは、施設見学に行った夫の仕事仲間から話を聞いたり、地域情報紙で目にしたりと、以前から興味は持っていました。ただ、入院先で懸命の治療を受けていた母のことを思うと、なかなか会場選びを始めようという気持ちにはなれませんでした。一方で、母にもしものことがあった場合、病院から紹介される葬儀社へお願いすることに抵抗があり、自分の目で確かめてみようと、思い切ってホールを訪問。その時に応対してくれたスタッフの深沢さんは、昔からの友人のように親身に接してくれ、気さくに相談に乗ってくれました。病院からの悲しい知らせは、深沢さんとお話ししている最中に届きました。「早く病院へ!」という深沢さんからの声掛けに思わずサン・ライフのパンフレットを握り、急ぎ母の待つ病院へ。いただいた資料や見学させてもらった安置室を思い出し「ここなら安心して母に休んでもらえる」と思い、サン・ライフへお願いをしました。
 

今にも起きそうな自然な表情に思わず感動

葬儀は私たち三姉妹の家族15人ほどの家族葬で行いました。葬儀までの日程が5日間ほど空いてしまったので、ドライアイスを使わずに母の体を長期間保ってくれるエンバーミングをお願いしました。生前からシワが少なかった母ですが、施術後はさらに表情もきれいになり、声を掛けたら今にも起きてきそうな様子に妹も「エンバーミングって、すごいね!」と、感動の声を上げていました。また、ホール内の安置室は自宅のようにくつろげる素敵なお部屋で、息子と一緒に葬儀当日まで毎日母に会いに行くことができ、コロナ禍で見舞いに行けなかった後悔の日々を取り戻すこともできました。深沢さんは、母のもとへ通う私たちをその都度気にかけてくれました。入居していたホームで撮ってくれたたくさんの写真を広げながらの思い出話にも嫌な顔をせずに付き合ってくれ、私が話した内容と写真をもとにメモリアルビデオも作成してくれました。葬儀では生前母が好きでカラオケでもよく歌っていた「木綿のハンカチーフ」をBGMとしてくれたことにとても感激しました。遠方で会葬できなかった親戚に後日このビデオを見てもらったのですが、「幸せだったことがとても伝わってきた。最後までお世話してくれてありがとう」と、感謝の言葉をいただきました。

事前の相談から葬儀の日まで深沢さんは終始私たちの傍で寄り添ってくれ、とても心強かったです。母もきっと安心して旅立てたと思います。葬儀が終わった後、三姉妹で「こんなにあたたかいお葬式は見たことがない。すごくよかったね」と顔を見合わせて思わず笑みが…。心に残る素晴らしい葬儀にしてくれて本当にありがとうございました。

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