小学校の同級生だった主人は、たくさんの友人に囲まれ、私の前ではいつもニコニコしている穏やかで優しい人でした。解体業に従事し、サーフィンが趣味。アマチュアの大会で優勝するほどの腕前で、よく湯河原の海に連れて行ってくれました。10年ほど前に胆管がんになり、大手術を経験。その後は経過も良く過ごしていましたが、受診した人間ドックで再発が発覚。闘病中に脳梗塞を起こし53歳の若さで人生を終えました。
サン・ライフメンバーズに入会していたことや、父の葬儀をサン・ライフで行った際の対応が素晴らしかったことなどから、真っ先にサン・ライフが思い浮かびました。父の葬儀も担当していただいた中平さんはとても感じの良い方で、連絡をしてからすぐに駆け付けてくださいました。いろいろと相談に乗って頂き、大変心強く感じました。式当日まで個室の安置室で休んでもらった主人のもとには、毎日のように友人たちが面会に訪れ、長い時間一緒に過ごしてくれました。きっと主人も寂しい思いをせず、喜んだと思います。

エンバーミングで主人らしい姿に

衛生的に体を保全するエンバーミングは父の葬儀で経験があり知っていました。急なことで慌てていたこともあり、最期の格好が浴衣姿になってしまったことはとても気になっていました。エンバーミングを依頼したことによって保全だけでなく、海が好きな主人らしい姿で旅立たせてあげることができ、本当に良かったと思います。今思えば、亡くなってから式まで少し日程が空いてしまいましたが、安心して見送ることができました。
海が好きだった主人のために、祭壇には青空を背景にたくさんの白い花々で大きな波を表現していただきました。花でできた波の前には、まるで主人がそこにいるかのようにサーフボードの上にウエットスーツを着たマネキンを立たせてくれました。式場に入ってその様子を見た時は、あまりの素晴らしさに感激して、娘と2人で涙が止まらなくなりました。会葬頂いた方からも「こんな祭壇見たことない」と、驚きの声が上がっていました。おかげで会葬に来た方々に、主人は幸せだったと思ってもらえるような見送りができました。

またオリジナルの会葬礼状や目の前で作っていただいたお寿司などの通夜料理も美味しかったと大好評でした。中平さんからは素晴らしい提案をたくさんいただき他にはないお式をしていただくことができました。またサン・ライフのスタッフの皆様には心に残る主人の見送りを実現していただき、心から感謝しています。