母は料理が得意で毎日欠かさずお弁当を作り、どれほど忙しくてもいつも家族のために一生懸命な人でした。父が定年を迎えて田舎で過ごしていた頃は、豊かな自然に囲まれ、近所の方と仲良くお茶を飲んで過ごしたり、山で山菜採りやきのこ狩りなどを楽しんでいました。時には、姪たちと旅行に行き、家族との時間を大切にしていました。
　何度か転んで怪我をしてから介護施設に入居。時節柄なかなか面会も出来ず寂しい思いをする中で少しずつ耳も遠くなり、食事も取れなくなったため入院。毎日のように面会に出向きましたが、徐々に体力が弱まり、老衰のため83歳でこの世を去りました。

エンバーミングで眠っているかのような表情に

　サン・ライフには以前息子の葬儀でお世話になり、営業の阿久津さんをはじめ、スタッフの皆様の対応が素晴らしかったことが印象に残っていました。母の葬儀のことも阿久津さんに相談していたため、迷わずサン・ライフにお願いしました。打ち合わせを担当いただいた岩下さんは、私たち家族の要望に沿いながら色々な提案をくださり、突然のことで慌てる私たち家族にとってとても助かりました。
　故人の身体を衛生的に保全するエンバーミングは情報として知っていました。実際にエンバーミングを施していただいたことで、母の表情がまるで眠っているかのように穏やかになりました。母の顔を見た会葬者からも口々に「きれいだね」「すごいね」などと言っていただき、エンバーミングを依頼して本当に良かったと実感することができました。
　式を担当していただいた根本さんの対応の良さは素晴らしく、悲しみにくれる私たちを優しくフォローしてくださったおかげで、母との別れに専念することができました。

母のため家族で和菓子を手作り

　母を送る祭壇は、たくさんの可愛らしい花々で囲んでいただき、優しかった母に似合う柔らかな雰囲気に包まれました。打ち合わせの中で母が甘いものが好きだったと何気なく話したところ、母に手向ける和菓子を子どもや孫たち家族が手作りする機会を作っていただいたことには本当に驚きとともに、ここまでしていただけるものなのかと感動しました。また、母が好きだった歌手の曲をBGMとして流してくださり、きっと母にも届いたのではないでしょうか。
　心を込めた温かい葬儀をしていただいたサン・ライフのスタッフの皆様には本当に感謝しています。ありがとうございます。