時計メーカーに勤務し、長年に渡り総務や人事などの仕事に携わってきた父。とてもまめで几帳面な性格で、親族を集めて毎年実家で開催していた新年会では、自ら席次や料理の手配も考えるなど、親族の中心であり柱のような存在でした。若い世代に企業人としての豊富な知識や経験、心構えなどを伝えたり、時には相談に乗るなど、頼り甲斐ある存在でもありました。
コロナも落ち着き、来年はいよいよ孫やひ孫を呼んで親族の新年会を再開しようと準備を進めていましたが、自宅の椅子に腰掛け、傍らにウイスキーの水割りのグラスを置いたまま、95歳で眠るように静かに息を引き取りました。
父自身がサン・ライフメンバーズに入会し、家族に自分の葬儀に関する意思をはっきりと伝えていたため、父の言葉通りサン・ライフに依頼しました。先に旅立った母の見送りでお世話になったサン・ライフの対応が良かったことも決め手になりました。
あまりに突然のことに慌てながらも、サン・ライフに電話をすると、すぐに迎えにきてくださり、安心しました。父は晩年10kg以上体重が落ち、とても痩せてしまっていましたが、故人の身体を美しく衛生的に保全するエンバーミングをご提案いただき、依頼。本人から渡されていた遺影のような表情にして欲しいと要望したところ、ふっくらとした優しい父の表情が蘇った事に驚きました。エンバーミング後は好きだったシャツとスーツに着替え、現役さながらの格好良い姿で見送ることができ、嬉しく思いました。
葬儀の打ち合わせを担当していただいた料所さんは父を亡くした私たち家族の心に寄り添い、決して焦らせることもなく、いろいろな提案をしてくださいました。おかげ様で負担なく、あらゆることを決めることができました。
式を担当された羽田さんの、誠心誠意私たちに尽くしてくれた姿は、印象に残っています。父が95歳になってからもおいしいと言ってステーキを食べたことを羽田さんに話したところ、スタッフが大きなステーキを焼いてくれました。父にステーキを供えることが出来たことや、心に響く弔電を読んでいただいたこと、式当日のちょっとした出来事に対する判断と対応を拝見して、安心してお任せすることが出来ました。また、忌中払いの際には私たちの希望で父との思い出を伝え合う時間をとっていただくなど、家族の気持ちに寄り添いスムーズに式を進行していただきました。
一度きりの父の見送りに力を尽くしてくれたサン・ライフに依頼して良かったと感じています。ありがとうございました。
東京都三鷹市在住 林 裕子様