エンバーミングを行うと長期的・衛生的にご遺体を保つことができます。
故人を偲ぶ時間をしっかりと持つことができるほか、感染症の心配なくお別れすることができるようになります。
また、病気でやせてしまっていたり事故で損傷してしまっていても、修復によって生前の状態に近づけられます。
闘病生活で変わってしまった表情や、事故で負った損傷を化粧や修復技術を用いて生前に近いお姿にいたします。
対面する家族や親戚、友人の悲しみを和らげ、穏やかであたたかい雰囲気のご葬儀を叶えます。
エンバーミングでは保全薬を使用し体内から防腐するため、寒々しい見た目になってしまうドライアイスや保冷庫を使わない、普段に近い環境でのご安置が可能になります。
ご遺体の腐敗を心配しなくて済むので、遠方に住んでいる親族が来るのを待ちたい、斎場や火葬場が混み合っていてすぐにご葬儀を行えないなどの事情があっても柔軟にスケジュール設定できます。
また、ご遺族だけでなく、より多くの方がお別れの挨拶をできるようになります。
エンバーミングを行うことでご遺体の体内に残るウイルスや病原菌を殺菌できるため、免疫力の弱い子どもやお年寄りでも感染症の心配なく安心してお別れができるようになります。
新型コロナウイルス感染症で亡くなられた場合も、一定の条件のもとで通常のご葬儀に近い形でお別れをすることができます。
「エンバーミング依頼書(同意書)」と「死亡診断書(死体検案書)」を提出します。
説明に同意するとともに、施術に関する要望を伝えます。
お召し替えが可能なので、最後にお着せしたい洋服があれば用意します。
用意がない場合、現在着ている服でも問題ありません。
別途有料で仏衣などご用意することも可能です。
自宅や霊安室など故人様を安置している場所から、エンバーミングセンターに搬送します。
この際に、用意した洋服があればスタッフに預けます。
お身体の状態を確認し、全身の表面的な洗浄や消毒、口腔などの殺菌を行います。
洗髪・洗顔したのち保湿剤を塗布し、表情や顔の周囲を整えます。
ご遺族の要望や必要に応じて産毛や口ひげ、あごひげをそって整えたりします。
小切開をして、体液を排出しエンバーミング薬剤を注入します。
切開した部分を縫合した後、再度全身・頭髪を洗浄します。
また、ご遺族の要望に基づき必要かつ可能な範囲で修復を行います。
ご遺族の要望により、表情を明るくするお化粧やご依頼の衣装にお召し替え、納棺を行います。
故人様をエンバーミングセンターから自宅やご葬儀場などの安置先へ搬送します。
エンバーミングの基本料金の相場は15万円から25万円ほどです。
基本料金には、ご遺体の消毒や損傷の修復・防腐処置などの施術費、着付け・お化粧代が含まれます。
場合により、ご遺体の搬送費や施術までの安置費、損傷の具合による追加費用が別途必要です。
エンバーミングのSECでは、ご遺族様の経済的負担を少しでも軽減するため、相場に対し低価格でご提供しております。
価格 | 内容 | |
---|---|---|
一般的な相場 | 約15万円~25万円 | 基本料金のみ (搬送費別) |
エンバーミングの SEC (通常価格) |
176,000円(税込) | 基本料金のみ (搬送費別) |
エンバーミングの SEC (特別価格) ※1 |
148,500円(税込) | 搬送費込み ※2 |
※1 対象の葬祭ホールでご葬儀をされる⽅のみ対象となります。
※2 エンバーミング料金と、ご安置場所とエンバーミングセンター間の往復のご遺体搬送費⽤がセットになっています。
最後に見る故人様の表情は、残された人々にとって忘れがたく大切なもの。
ドライアイス保全でお身体が傷んでいたり、長い闘病生活で面影が薄れていると、心残りのあるお別れになってしまいます。
体内から防腐し、修復やお化粧によって元気だったころの姿に近づけられるエンバーミングであれば、「体を良い状態で保ちたい」「穏やかな表情で送りたい」というご遺族の『想い』を叶えられます。
アンケートによると、ご葬儀で故人様の顔をご覧になった方のうちの96%が、故人様の顔や表情が記憶に残っていると回答しています。
さらに、ご葬儀で特に印象に残っているものとして故人様の遺影と回答した方の割合は42%、故人様の表情と回答した方の割合は39%でした。
資料:一般社団法人日本遺体衛生保全協会調べ(2020)
エンバーミングを受けられたお客様より多くのお喜びの声をいただいております